ビルマネジメントの
取り組み

トータルソリューション
への転換で
時代をリードする
ビルマネジメントシステムを
提供

Interviewee:
執行役員 ビル設備事業部長塚田 和弘

脱炭素社会への期待に応えるため、
設備機器単体ではなく
ビル全体での価値提供を

技術の進歩やライフスタイルの変遷とともに社会のニーズも変化しており、それは当社の提供するビル設備領域においても例外ではありません。特に、顕著に期待が高まっているのが、環境負荷の低減。ビル全体で見たときの省エネルギー化や、再生可能エネルギーの活用による使用エネルギーの削減が強く求められています。こうした環境負荷の低減は、SDGs達成をはじめとした社会への貢献だけでなく、お客様の企業価値向上にも寄与することができるため、当社においても重点的に取り組みを進めてきました。そこで重要となるのが、設備機器単体の提案からトータルソリューション提案への移行です。照明設備や空調設備などをリニューアルするだけにとどまらず、ビル全体の設備を総合的に見て、エネルギー効率の最適化と快適性を提案する必要があるのです。

社内外の連携強化で、
省エネと創エネの両面から
貢献していく

建物全体を対象としたビルマネジメントシステムの提案に向けては、乗り越える壁が存在します。その一つが、改善点の特定です。あらゆる設備の利用状況を全てモニタリング、可視化したうえで、どこにどのような無駄があり、どうすれば効率化できるのかを特定する必要があります。そのために、これまで培ってきた当社の知見だけではなく、高度なコンサルティングスキルを有するパートナー企業の知見も掛け合わせることで、データを元にした適切な改善策の提案を目指しています。また、環境負荷低減のためには、省エネ化だけではなく、建物内でエネルギーを生み出し、それを利用することで実質的なエネルギー消費量を抑えることも重要となってきます。そこで、ZEBの観点から創エネも支援するため「ZEBプランナー」の認定を取得。省エネと創エネの両面からビル全体の環境負荷の低減に貢献することが可能です。

  • ※ZEB…Net Zero Energy Buildingの略。快適な室内空間を保ちながら、消費する一次エネルギーの収支をゼロにすることを目指した建物のこと。

信頼の歴史と
グループシナジーを有する
カナデンだからこそ実現可能

こうしたビルマネジメントシステムを提供できるのは、カナデンがグループとして培ってきた技術があるからこそ。私たちはこれまで幅広いパートナーから信頼をいただいており、空調設備や照明、入退室システム、電源設備に至るまでありとあらゆるビルに関する設備を横断的に取り扱うことができます。この充実したラインナップがあるからこそ、ビル全体を対象とした提案が実現できるのです。また、設備だけでなく、グループのエンジニアリング企業やパートナー企業と協調し、工事・保守サービスを含めた取り組みも強化し、真の意味でトータルソリューションの提供を目指しています。この取り組みを実現させて、お客様に大きなコストメリットを生み出しながら、サステナビリティの観点で企業価値向上に寄与していきます。また、社会に対してSDGsの達成に貢献しながら、当社のエレクトロニクスソリューションズカンパニーとしての地位確立につなげるため、着実かつ迅速にプロジェクトを推進していきます。

執行役員 ビル設備事業部長塚田 和弘

1985年入社。本社電子機器部の営業として配属された後、メーカーへ出向。帰任後は官公庁向けシステムや、支店、SI事業等の営業を歴任し、2015年より3年間SI事業部長として事業部門全体の統括を担う。その後、2018年6月にビル設備事業部長に就任し、現在に至る。

※所属部署・役職は2023年4月1日現在

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