カナデン デジタルトランスフォーメーション

中期経営計画「ES・C2025」で取り組んでいるカナデンDXは、これまでのビジネスを事業変化に応じて最適化し、さらに改革を進める『レガシーから脱却するDX』と、それにより創出した経営資源を成長分野へシフトする『攻めのDX』の2フェーズで構成しています。『レガシーから脱却するDX』では、2024年度の完了を目途に統合基幹システムの更新を推進しています。『攻めのDX』では、「コンソーシアム」「新たなビジネスモデル」「新たな領域」の具体化を進めています。カナデンDXを活用することで、個人が持つ強みを組織の強みにつなげ現場力をさらに高めることで、競争力を一層強化していきます。

カナデンDXのロードマップ

従来は各部門の営業担当が個別にお客様対応をしており、提案内容が限定的かつ受動的になりがちでした。また、取引状況の社内共有が進んでいないため当社の総合力を活かした最適なソリューションの提案に時間が掛かり、機会損失にもつながっていました。営業支援システムを活用することで、適切なマネジメントによる営業品質の向上、情報の全社共有による戦略的かつスピーディなソリューションの創出を実現します。

Point1 営業情報の共有からお客様に最適な提案を創出

全社員が営業情報をシステム上で共有し、知識やアイデアを結集し、お客様に最適な提案内容・新しいビジネスを創出します。

Point2 営業活動マネジメントの強化による営業品質をさらに向上

SFAで共有された顧客情報・商談プロセスなどのデータをもとに、マネージャーと担当者のコミュニケーションを促進し、迅速かつ的確なマネジメントを行います。

Point3 デジタルマーケティングの活用により幅広いお客様との接点機会を創出

デジタルマーケティングの導入により非対面でのプロモーションを活用し、お客様との接点を増やします。そして、その情報を全社員が共有することで、お客様への提案につなげます。

Point4 新たなソリューションの創出

お客様のニーズと当社パートナー企業の技術情報（シーズ）を蓄積しマッチングさせることにより、新たなソリューションを創出します。

カナデンDXでは、これまでのビジネススタイルを事業環境の変化に応じて最適化するため、2021年よりインサイドセールスを開始しています。この取り組みをさらに浸透させるためフィールドセールスとインサイドセールスを兼任する営業担当者を新たに配置し、推進体制を増強しました。兼任者を配置することで、インサイドセールスで獲得した見込み顧客を効果的にフィールドセールスへ展開し、受注率向上につながっています。また、製品サイトへの掲載製品数、企業数の増加に加え、Webコンテンツ、メルマガ等の充実化にも取り組むことで、見込み顧客数も順調に増加しています。

補助金サポートサービス

補助金サポートサービスは、インサイドセールスのさらなる強化に向けて、2024年3月より開始した取り組みであり、設備投資を検討されているお客様へ補助金のご紹介や導入に向けたサポートを行っています。補助金ヘルプデスクや補助金検索システムでは、複雑な補助金情報を効果的にお客様へ提供する仕組みを設け、相談しやすいサポート体制を構築しています。また、製品サイトへ掲載している製品を補助金情報と結びつけ、見込み顧客の獲得と受注率向上につなげています。今後も補助金サポートサービスをはじめとするインサイドセールスによるアプローチを強化し、受注率向上を図ります。