ソリューション力の強化

現場に根付いた確かな技術力で
多様化する
お客様の課題解決に貢献

Interviewee:
ソリューション技術本部長北村 匡史

現場と一体となった技術ハブ部門
である
「ソリューション技術本部」

技術の進歩やライフスタイルの変遷に伴い、社会のニーズは急速に変化しており、労働力減少、サプライチェーン管理や環境規制など、製造業のお客様が抱える課題も多様化しています。このような状況下において、当社がよりお客様の課題解決に貢献していくためには、従来のコンポーネント販売だけでなく、技術を付与したソリューション提案が重要であると考えています。ソリューション技術本部は、エレクトロニクスソリューションズ・カンパニーにおいて「ソリューション」の中核を担う技術部門として、IoT、自動化、映像関連のシステム提案を手掛けています。直接お客様とコミュニケーションを重ねる機会が多い商社である当社だからこそ、現場の課題を的確に捉え、最適な提案ができるという強みを有しています。

蓄積したノウハウをもとにした
オリジナルソリューションの開発

実際に製造現場で蓄積したニーズやノウハウをもとに、オリジナルソリューションの開発にも注力しています。その一つである『FAtis(フェイティス)』は、工場の機器にあるセンサー情報と映像を連携させることで、従来の監視・記録用とに加え、「探す」・「知らせる」・「繋ぐ」といった機能も実現する当社のオリジナル映像ソリューションです。これにより、機器トラブルの早期原因究明や危険エリアにおける安全管理、遠隔監視、さらには技術継承など多岐にわたる用途で活用でき、その拡張性はお客様からも高い評価をいただいております。
また、近年ニーズが高まっている環境課題に対しては、パートナー企業と共同で、食品残渣や汚泥を炭化触媒により熱分解しカーボンを生成する有機物低温炭化装置「KANA:リサーキュラー」を開発しました。食品業界をはじめとする製造業のお客様へ本ソリューションを提案することで、業界全体のカーボンニュートラル実現に貢献してまいります。

オリジナルソリューション「FAtis」

新たな価値創造を目指し、
常に進化し続ける

当社が持続的に成長を続けるためには、成長が見込める技術・分野のソリューションに注力し、収益性の高いソリューションビジネスの拡大を図ることが重要です。そのため、最適なパートナーの選定、国内関係会社とのシナジー創出、海外でのオフショア開発にも積極的に挑戦していきます。
また、得意とする技術もいつかは陳腐化していきます。新たな技術がスタンダードとなることを予測しながら、常に新しい価値を創造し続けることが不可欠です。これまで製造現場で培ったノウハウや技術は、他の業界でも応用可能であり、特にIoTソリューションはその活用範囲が広く、当社の強みと言えます。その強みをさらに磨き上げ、「カナデンといえばIoT」と社員一人ひとりが誇りを持てるような会社・組織を目指してまいります。

ソリューション技術本部長北村 匡史

1998年入社。関西支社機電部(現関西支社FAシステム部)に配属され、FA機器の技術サポートやシステム開発に従事。2022年よりソリューション技術本部ソリューション技術部長、2024年よりソリューション技術本部長に就任し、現在に至る。

※所属部署・役職は2025年4月1日現在

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