人材戦略プロジェクト

自律した人材の育成という
コンセプトのもと
あらゆる制度、環境の
抜本的な再設計を断行

Interviewee:
執行役員 管理本部長黒田 暢彦

カナデンの全ての価値の源泉は
人的資本である、
という揺るがぬ想い

カナデンは、2021年度にスタートした中期経営計画『Electronics Solutions・Company 2025』で、持続的な成長に向けた収益構造の強化、および社会課題の解決に貢献する「エレクトロニクスソリューションズ・カンパニー」への進化を宣言しました。その達成に向け、各ビジネスユニットにおいて様々な新しい取り組みや変革に注力しています。そして、その全ての取り組みの土台となるのが、人材です。特に、商社という製造部門を持たないビジネスモデルにおいては、一人ひとりの社員こそが会社の価値の源泉であり、最も重要な財産であると考えています。そのため、エレクトロニクスソリューションズ・カンパニーへの進化を牽引する人材を採用・育成すべく、中期経営計画において、新人事制度プロジェクトが始動する運びとなりました。

多様化する一人ひとりの価値観に
最大限寄り添える人事制度を

変化の激しい経営環境においては、どれだけ優れた製品を有していようとも、既存のお客様に既存の商品を販売しているだけでは、すぐにニーズの変化に対応できなくなり、十分な価値提供が行えなくなってしまいます。そこで、お客様や社会のニーズを捉え、自らの頭で考えて動くことのできる人材、つまり「自ら考え、行動する自律したビジネスパーソン」となることを指針とした人事ポリシーを2021年10月に制定しました。この人事ポリシーを基軸とし、2024年4月、人事制度を刷新しました。新しい人事制度において最も重要視したのが、多様な個々人の価値観に合わせて自ら選択できる制度にすることです。これだけ価値観が多様化している現在、描きたいキャリアも一人ひとり異なってきます。その意思に最大限応えるために、可能な限り柔軟性を持たせた制度としました。

制度だけではない環境の整備を通して、
多様な社員の多様なキャリアを実現

人事制度を変えることが目的やゴールではありません。新しい制度が社員一人ひとりに浸透することによって、これまでの考え方や行動が変わることが何よりも大切です。
2024年4月には人事部に人材開発課を再編成しました。今後は、新しい制度のもと、社員が自分らしいキャリアを主体的に描けるよう教育・研修などを通じて支援をしていきます。
社員一人ひとりが多様なキャリアを形成し、エレクトロニクスソリューションズ・カンパニーを具現化する自負を持って仕事をしているという理想の姿に近づけるよう更にプロジェクトを推進していきます。

執行役員 管理本部長黒田 暢彦

1990年入社。関西支社総務部配属の後、2001年本社総務部に異動。入社以来、総務、人事、法務、広報の領域を担当する。2006年より総務部長として創立100周年記念事業を担当。2013年より人事部長兼広報・IR部長、2017年より総務部長として本社移転プロジェクトを担当。2022年総務人事室長、2023年4月に管理本部長に就任し、現在に至る。

※所属部署・役職は2023年4月1日現在

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