人材戦略プロジェクト

自律した人材の育成という
コンセプトのもと
あらゆる制度、環境の
抜本的な再設計を断行

Interviewee:
執行役員 管理本部長黒田 暢彦

カナデンの全ての価値の源泉は
人的資本である、
という揺るがぬ想い

カナデンは、2021年度にスタートした中期経営計画『Electronics Solutions・Company 2025』で、持続的な成長に向けた収益構造の強化、および社会課題の解決に貢献する「エレクトロニクスソリューションズ・カンパニー」への進化を宣言しました。その達成に向け、各ビジネスユニットにおいて様々な新しい取り組みや変革に注力しています。そして、その全ての取り組みの土台となるのが、人材です。特に、商社という製造部門を持たないビジネスモデルにおいては、一人ひとりの社員こそが会社の価値の源泉であり、最も重要な財産であると考えています。そのため、エレクトロニクスソリューションズ・カンパニーへの進化を牽引する人材を採用・育成すべく、中期経営計画において、新人事制度プロジェクトが始動する運びとなりました。

多様化する一人ひとりの価値観に
最大限寄り添える人事制度を

変化の激しい経営環境においては、どれだけ優れた製品を有していようとも、既存のお客様に既存の商品を販売しているだけでは、すぐにニーズの変化に対応できなくなり、十分な価値提供が行えなくなってしまいます。そこで、お客様や社会のニーズを捉え、自らの頭で考えて動くことのできる人材、つまり「自ら考え、行動する自律したビジネスパーソン」となることを指針とした人事ポリシーを2021年10月に制定しました。この人事ポリシーを基軸に、人事制度の再設計を計画しており、現在は役割等級制度の改定に着手しているフェーズです。新しい人事制度の策定において最も重視しているのが、多様な個々人の価値観に合わせて自ら選択できる制度にすることです。これだけ価値観が多様化している現在、描きたいキャリアも一人ひとり異なってきます。その意思に最大限応えるために、可能な限り柔軟性を持たせた制度にできるよう検討を重ねている最中です。

制度だけではない環境の整備を通して、
多様な社員の多様なキャリアを実現

新しい役割等級制度では、目標や難易度も自ら設定しながら働くことを想定しています。自らが定めた目標に向かうことで働きがいが高まるとともにモチベーションも最大化され、会社としての提供価値も大きく向上するはずです。しかし、役割等級制度はあくまで、人事制度の一部にすぎません。併せて報酬制度・人事評価、その後も、人材育成や人材配置に至るまであらゆる人事制度を再設計し、充実させていきます。また、制度の整備だけなく、キャリアパスのロールモデルやキャリアデザインを支援する教育研修等、自分らしいキャリアを描ける環境の構築に向けて全方位的な施策を検討しています。エレクトロニクスソリューションズ・カンパニーに向けて活性化するあらゆる取り組みを、人材戦略の面から牽引できるよう今後も本プロジェクトを推進していきます。

執行役員 管理本部長黒田 暢彦

1990年入社。関西支社総務部配属の後、2001年本社総務部に異動。入社以来、総務、人事、法務、広報の領域を担当する。2006年より総務部長として創立100周年記念事業を担当。2013年より人事部長兼広報・IR部長、2017年より総務部長として本社移転プロジェクトを担当。2022年総務人事室長、2023年4月に管理本部長に就任し、現在に至る。

※所属部署・役職は2023年4月1日現在

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